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カメ子が今年も来訪

2018.08.21

「いただきまーす」。ずらり並んだ刺し身にかぶりつこうとするカメ子。もちろんサビ抜き

今年も来てくれありがとう カメ子、元気にパクリ
志摩小金丸・庄島さん宅

糸島市志摩小金丸の庄島敏雄さん(80)方に、「カメ子」が今年もやってきた。7月下旬、盆の使者のように毎年現れるニホンイシガメのメスだ。環境省レッドデータブックの準絶滅危惧種。来訪は8年連続。人懐っこいだけなのか、それとも前世は…。謎は謎として、庄島家は〝お接待〟を続けている。

今年のお目見えは7月26日午後5時半。網戸越しに台所をじっと見詰めるカメ子に気付いて招き入れた。

用意していたマグロやサーモンの刺し身を上り口に並べると、カメ子はすぐに平らげた。すし屋のカウンターに並んだにぎりずしをうまそうに食べる常連客のように。敏雄さんの妻安子さん(71)の手からも、臆することなくペロリ。家族の間で「刺し身を買った時に来るよね」と話したばかりだった。刺し身に飽きたと見たら、安子さんはペットフードを出す。

安子さんは、カメ子の来訪日や時間、食事内容を記録ノートにつけている。29日は午後2時37分、8月1日は同5時、4日は同5時50分。滞在は毎回20分ほど。カメ子は食事が済むと来た道を引き返し、家のそばを流れる小川の草むらへ戻っていく。

今年は敏雄さんが病気で1月から半年間入院し、7月中旬に退院したばかり。「カメ子に癒やされている。カメの力は絶大ね」。安子さんは敏雄さんの回復に期待を寄せる。庄島家のお接待は9月初めまで続くという。

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