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船越カキ小屋が常設化へ 7棟が10月竣工予定

2022.04.1

船越カキ小屋解体

冬場の水産業を支える「糸島カキ」を提供するカキ小屋の常設化が、糸島漁協管内の船越漁港でも実施される。同漁港ではカキ小屋の営業を3月21日で終了し、漁業者らはカキ小屋常設化に向け、現在ある8棟の施設を解体し、新たに7棟の常設カキ小屋を建設する。解体工事は4月末までに完了、常設カキ小屋は10月竣工予定。

2019年の岐志漁港9棟のカキ小屋常設化に続く事業で、コロナ禍で20年からカキ小屋の売り上げは減少しており、関係者は常設を機に売り上げ回復を期待する。

これまで、糸島地域漁港におけるカキ小屋は仮設建築物(ビニールハウス)を漁業者が設置し、営んできた。漁港が地域の観光資源に変わり、県内外からの多くの来場者で「カキ小屋」が糸島の冬場の水産業を支える核として持続、発展してきたことで、集客能力や快適性の向上、食品衛生管理、排水処理問題など解消のため、常設化が望まれてきた。

船越漁港で約20年間、カキ小屋を続けてきた「マルハチ」(仲西藤正代表)の仲西克斗さん(42)は、船越では3軒で始め、糸島漁協、市の応援もあり、次第に焼きガキが認知されるようになった。8年前に船越に新たに5店舗のカキ小屋が新規オープンし、相乗効果でお客がさらに増えてきたことを振り返った。「常設化で、これからの船越のカキ小屋営業の土台を作っていきたい」と力を込めた。

 ハウス鉄骨部材再利用 市内若手農業者の有志

解体が進むカキ小屋で、市内若手農業者の有志がビニール撤去と鉄骨の解体作業を行い、解体後の鉄骨は農業用資材として再利用されることになった。

解体作業を行う農業者の一人、松﨑治久さん(36)は、「カキ小屋の解体の話を聞き、地域の農業に資材を再利用させてもらえないかとお願いしたところ、解体させてもらえることになった。農業者ハウスに有効に活用したい」と話していた。

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