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ヒマワリ苗植えで遺族交流 8年目鈴木共子さん初参加

2022.05.20

8年続く苗植えで交流した参加者

 県内の犯罪被害者の遺族らでつくる「ひまわりを植える遺族の会」(山本美也子代表)が15日、糸島市泊の花壇にヒマワリ苗を植え交流した。

 今年で8年目となる交流会には大切な人を失った遺族7人が参加。交通事故や犯罪で命を落とした人たちのパネルや遺品を展示する「生命(いのち)のメッセージ展」を発起した造形作家の鈴木共子さん=神奈川県=も加わり、参加者は亡き家族を思いながら、ヒマワリ苗をポットから取り出し植え付けた。

 2000年4月、当時19歳だった息子の零(れい)さんを飲酒運転の犠牲で亡くした鈴木さんは、「犠牲者が生きた証しを視覚的に感じてほしい」と、翌年から「メッセンジャー」と呼ばれる等身大のパネルと遺品の靴を置き「生命のメッセージ展」を企画。全国で飲酒運転撲滅活動と命が守られる社会実現に向け取り組み、命の大切さの気付きの機会を提供し続けている。

 花壇はグローカルホテル糸島東側の一角でセトル伊都(同市泊)から借り受け、近くに住む遺族の会会員で飲酒運転撲滅活動に取り組む大庭茂彌さんが中心となり、手入れして育てていくそうで、200本のヒマワリは6月中旬ごろ開花予定。

 鈴木さんは、亡くなった家族のために何かしたいとヒマワリ苗を植えることで、遺族同志の連帯の確認と小さな芽吹きに未来の命を託すことは幸せな時間とし、「ヒマワリには交通事故だけでなく命に対する願いを込めています」と話していた。

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