ニュース
News List
3年ぶり保全活動に260人 西部電気工業が松林清掃
2022.06.3

熱心に枝葉を拾う参加者たち
電気通信事業などを手掛ける西部電気工業(本社・福岡市博多区)が5月28日、糸島市二丈の福井海岸で、今年初めてとなる松林の保全活動を行った。
同社は、松枯れの深刻な被害を受けた松林の再生を目指す、市のアダプト(里親)事業に、2015年から参加。福井海岸の1㌶ほどの松林の〝里親〟となり、春と秋の年2回、同社グループの社員やその家族、OB会などが活動に取り組んでいる。
新型コロナウイルス感染症の影響で20、 21年は春の活動を中止し、秋は参加者を絞って活動を継続。3年ぶりの春の保全活動になった。
当日は、同社社員らに加え、松林保存会(蓑田昌治会長)の会員らなど約260人が参加。松林にたまった松枝や枯れ草、雑草を1時間ほどかけて次々に取り除いていった。熊本敏彦社長は「活動を始めた当初に比べると、松林は見違えるほどきれいになり、松も元気になったように感じる。今後も、美しい白砂青松を取り戻すため、松林再生の支援を続けていきたい」と語った。