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「伊都国のスギ」の家棟上げ 糸島材ブランド化へ一歩

2018.08.30

棟上げされた新築住宅の工事現場。使われる材の7割は「伊都国のスギ」

糸島産の材木を1年以上かけて天然乾燥させたブランド材「伊都国のスギ」を、ふんだんに使った一戸建て住宅の棟上げが9日、糸島市志摩岐志であった。糸島のブランド杉を使った新築住宅は初めてで、始動したばかりのブランド杉の普及に期待を寄せる関係者は、「最初の一歩」と喜んだ。

ブランド杉を認定するのは、県広域森林組合、製材所、貯木場、工務店、糸島市などでつくる「糸島産材活用協議会」。「糸島の材木を糸島で使う地産地消を進めて、糸島の森を元気にしよう」と今年4月、設立された。

この日、棟上げされたのは、福岡市内の診療所が福利厚生のため糸島に整備する2階建て保養所(延床面積約140平方㍍)。

工務店代表で同協議会副会長を務める加賀田憲治さん(65)によると、この物件の材木の7割は、二丈岳で伐採された樹齢40~60年の糸島材。24㌢角の大黒柱は80年ものという。「伊都国のスギ」と書かれた紙が、多数の材に貼られていた=写真右。

5日から1週間ほどで水分を飛ばす機械乾燥の材に比べ、天然乾燥材は価格は少し高いが、割れにくく木の香も長く残るという。

加賀田さんは「『伊都国のスギ』が認知、定着するまで5年、10年かかるかもしれない。けれど、林業関係、製材所、工務店など利害が相反しやすい立場の人たちが連携する場ができたのは画期的なことで、糸島材の流通量を増やしていきたい」と語る。糸島産の機械乾燥材には、いとゴンシールを貼る方向で調整中という。

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