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集めた町中の厄、消える 追儺祭「鬼すべ」 老松神社

2019.01.10

大鬼に頭をなでられた子どもは、病気にかからない御利益があるとされている

 厄を払い1年の無病息災・家内安全などを願う伝統行事「追儺(ついな)祭」が7日、糸島市前原中央の老松神社であり、境内は1年間の〝うそ〟を〝誠〟に変え、不幸や災難も吉事に変える「鷽(うそ)替え」や、4Kテレビなど豪華景品が当たる福引でにぎわった。午後からは大鬼がまち中からかき集めた厄を払う「鬼すべ」の舞台に。新春糸島の風物詩を参拝者は喜んだ。

 鬼の面を着けて大鬼に扮(ふん)したのは、今年の当番、老松町(三嶋満区長)の友池正宣さん(42)。「鬼(おん)じゃ、鬼じゃ」と声を上げながら、大鬼、子鬼合わせて約70匹が同神社を出発。

 約2㌔離れた同市新田の加布羅橋付近の雷山川でお汐井取りを済ませ、十数カ所の接待所を回りながら11行政区を練り歩いて厄集め。

 約3時間半かけ神社に戻った鬼の集団に、福男の牧園次男さん(71)が「鬼は内、福は外!」と豆を投げつける。大鬼が「鬼すべ堂」に追いやられると、すぐさま青松の葉を燃やした煙でいぶし、厄を払った。

 友池さんは「大役を無事に終えられて良かった。大鬼が集めた町中の厄は消えたので、今年はいい1年になるはず」と笑った。

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