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春告げるコウイカ漁 10日解禁 今年は10軒、準備着々

2019.02.7

船越漁港でコウイカ漁のイカかごの準備が進む

 糸島の早春の風物詩であるコウイカ漁の解禁日(10日)に向け、糸島市志摩の船越漁港では漁業者がイカかごの準備などを着々と進めている。

 イカかごは直径1㍍、高さ50㌢ほど。外側の2カ所に「イカしば」と呼ばれるイヌツゲを束にして取り付け、漁場に沈めておく。イカはしばに卵を産み付けに来て、かごの中に入る仕組み。

 糸島漁協船越支所では、今年コウイカ漁をする漁業者は昨年より2軒減って10軒。ピーク時の30年ほど前は80軒以上あったが、減少傾向が続く。準備に時間と人手が必要だが、漁期が5月解禁の吾智網漁の準備に入るまでの実質2カ月と短く、「苦労の割にもうけが少ない」などの理由から。

 コウイカ漁による水揚げ量(かごに入ったタコなども含む)は、直売所に出荷したものを除き、同支所で2015年26・9㌧、16年16・7㌧、17年19・7㌧。昨年は31㌧と豊漁だった。

 同支所で50年ほどコウイカ漁をしている中松正和さん(65)が「コウイカ漁をする人が少なくなれば、海に戻す卵の数も減り、イカも少なくなる」と話すように、悪循環に陥っている可能性も。昔は小呂島周辺まで漁場だったが、このままでは「近場だけになってしまうのでは」と危惧していた。

 コウイカは早ければ2月中旬ごろから、同市志摩のJF糸島志摩の四季などの店頭に並ぶ。

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