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種のとげ痛い「メリケントキンソウ」  糸島市、駆除法探る

2019.02.14

メリケントキンソウの種。直径2㍉ほどだが、堅いとげが皮膚を傷つける(古藤さん提供)

芝生が好むカキ殻を使った開発中の生育促進剤をまく古藤俊二さん=二丈交流体験広場

 

 糸島市は、同市二丈深江の二丈交流体験広場の芝生に紛れるように繁殖し、夏前にとげのある堅い種を大量につくる外来種「メリケントキンソウ」で市民が迷惑している事態を受け、人体に害のない方法で駆除する実証実験をJA糸島の協力で始めた。この植物の被害は全国で聞かれるも、決め手となる駆除法が確立されておらず、糸島発の
〝妙手〟に期待も懸かる。

 伊都ヤングラガーズ・中学部の鹿毛俊作監督によると、2年前、同広場で合宿した際、タックルなどをした選手たちが「草が当たって痛い」「チカチカする」と訴えた。「みんなの肌が赤く腫れたのですぐに練習をやめ、別の場所を探した」と話す。

 これを知った同市農業振興課は、南アメリカ原産でキク科1年草のメリケントキンソウが原因と突き止めた。だが、人が横になる芝生広場で、一般的な除草剤は使いたくないとして、対処法に戸惑っていた。

 植物の生態や農業資材に詳しいJA糸島アグリ店の古藤俊二店長(54)に同課が協力を依頼。16区画(1区画2㍍四方)の実証実験エリアを設け、7日から取り組んでいる。

 方法は、①防草シートで地面を覆いメリケントキンソウを枯らす②目土(めつち)で地面を覆う③植物の生育を妨害するアカクローバーを植える④オレンジの皮に含まれるリモネンを使った除草剤をまく⑤食酢をまく―などで、散布回数も変えて試みる。

 種ができだす5月まで様子を見て、メリケントキンソウの除草効果、コスト、作業のしやすさなどから、方法を絞り込むという。

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