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死亡事故受け「一時停止」強調 同一パターン衝突4件 202バイパス交差点

2019.02.21

開通日に2件事故が起きた、国道202号バイパス(「止まれ」表示がある道路)と市道・多久富線の交差点=2月7日、糸島市多久

事故現場付近の国道202号バイパスと市道の道路状況比較表

 糸島市を東西に走る「国道202号バイパス」の有田中央―真方間(3・0㌔)の開通式から約9時間後の1月27日深夜、同市多久の同バイパス交差点で軽自動車同士が衝突、市内の男性(33)が死亡した。18日現在、この交差点で同事故を含む車同士の衝突事故が4件発生。国と市、警察はバイパスを走る車に「一時停止」を強調しようと、応急的に道路標識や道路表示を追加している。

 事故現場は、前原IC近くで、202号バイパスの下り線と市道・多久富線が交わる信号機のない交差点。優先道路は道路幅の広い市道で、バイパス側に「止まれ」の道路標識が3本設置。

 糸島署によると、男性と妻が乗り市道を市中心部方面へ走る車と、バイパスを唐津方面へ走行していた福岡市内の女性(19)の運転する車が衝突、男性の車は運転席側を中心に大破した。同署は「事故原因は捜査中」としている。また、この交差点では車同士の衝突事故が、死亡事故と同じ日の夕方、2月3日、10日に各1件ずつ発生していた。

 福岡市方面からバイパスの下り線を走行するドライバーからすると、前原IC付近で車線が片側2車線から1車線に減り、5%の下りこう配がつき加速した状態で市道との交差点に差し掛かり、「一時停止」が求められる。運転に不慣れな人には負担が大きいかもしれない。

 同バイパスを管理する国土交通省福岡国道事務所と糸島市、糸島署は、死亡事故発生翌日の28日、現場で協議し、ドライバーに遠目からでも「一時停止」を強く認識させる必要があることで一致した。

 同事務所はすぐに、バイパスの交差点手前の右側に、青字で「一時停止」と記した看板4基を設置。さらに2月中に、交差点の50㍍手前から、滑り止め機能を持つカラー舗装で路面を赤くし、「止まれ」と白抜き表示する。その手前には、同じ赤色舗装で厚さ5㍉の横しまライン5本を付け、車に軽い振動を与えて「一時停止」前の減速を促す。

 一方、警察は14日、バイパスの交差点手前に3本目となる「止まれ」標識を車道右側に設置。市道の中央線の幅を標準の15㌢から30㌢に拡大し、バイパスの車に市道が優先道であることを強調する予定。市は、市道の路面に「交差点あり」の表示を加え、市道のドライバーに注意を向けさせる。

 「事故防止には信号機の設置が一番では」と口をそろえるのは国道事務所と市。信号機の設置は県公安委員会の権限。糸島署は「(死亡事故後に)追加対策をしており、その効果の有無も含め状況を見ながら、信号機の必要性を検討していく」としている。

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