糸島市社会福祉大会
社会福祉の進展を目指す第12回「糸島市社会福祉大会」(市社会福祉協議会主催、糸島市共催)が9月28日、糸島市の伊都文化会館多目的ルームで開かれた。
同協議会の宗哲夫会長は「少子高齢化、地域コミュニティの希薄化が急速に進展する中で、『誰もが安心して暮らし続けることができる社会』を目指し、日ごろから身近な地域でのつながりや福祉活動を大切にし、災害時にもその活動が活かされる地域づくりがますます重要になっている」とあいさつ。
社会福祉の充実や発展に寄与した団体として、地元の人たちや企業などから提供を受けた食品を、食べることに困っている人たちや子ども食堂などに寄付する活動を続ける「フードバンク糸島Happiness」=写真=と、子ども食堂支援や非行防止などに取り組む「九州大学BBS会」の2団体が優秀賞を受賞。
功労賞には、糸島市身体障害者福祉協会、東風校区社会福祉協議会、通いの場かむり、北新地ほがらかサロン、かふりん食堂、よかとこ通い場、南風校区多久川の自然環境を守る会の7団体が選ばれた。
式典後は、NPO法人「つなぎteおおむた」の彌永(いやなが)恵理理事長が 「もしもに備えるいつも」のテーマで講演。災害に備えるためには、日常から知識や物資の準備を整えるだけでなく、地域の人々とのつながりを深めておくことが、「いざという時に命を守る大きな力となる」と語った。