昭和の糸島 #400

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青果市場の初競り 昭和55年1月

福岡大同青果前原支店での初競りの様子
福岡大同青果前原支店での初競りの様子

 正月気分も抜け、糸島地区の食を支える農産物や海産物の市場が本格的に稼働を始めた。

 前原町高田の福岡大同青果前原支店(現在のミスターマックス糸島店付近)で昭和55年1月5日、この年初めての競りが行われた。

 午前7時から始まった競りには、年末には多かったゴボウやレンコンなどの出荷はほとんどなくなり、この日は白菜やキャベツ、ブロッコリー、ネギなどの葉物のほか、トマトやキュウリなどの野菜24トンが初出荷されていたが、量は平年に比べ少なめだったという。

 ただ白菜やキャベツは品薄で高値が付けられたという。この日は、福岡市西区や糸島郡内のスーパーマーケットや青果商の人たち約百人が参加し、威勢のいい呼び声を交わしていた。

 また同日、前原町加布里漁港の県漁協市場も午前3時から初競りが開かれた。こちらも福岡市西区や糸島郡内のスーパーマーケットや鮮魚店の仲買人ら約40人が、威勢のいい声で目当ての鮮魚を競り合っていた。

福岡大同青果初競りの新聞記事
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