昭和の糸島 #406

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交通安全地蔵尊の開眼式 昭和41年12月

国道202号沿いに建てられた交通安全を祈るお地蔵さま

 二丈町の国道202号沿いに交通安全を祈るお地蔵さまが建てられ、12月7日に開眼式が行われた。

 お地蔵さまが立つ場所は同町下松末の片山バス停近くで、カーブになっているものの見通しがよく道路も舗装されたこともあり、自動車やオートバイがついスピードを出し過ぎて交通事故を起こすことが多く、この一年間だけで5人の犠牲者が出た。

 そのため「二丈町交通事故をなくする運動本部」が中心となって、犠牲者の霊を慰めるとともに、悲惨な交通事故が起こらないようにと建立した。

 開眼式には、同運動本部のほか、同町関係者、遺族らも出席して開かれ、二度と悲惨な交通事故が起こらないようにと願っていた。

 糸島郡内の国道202号沿線には、前原町加布里の姫越海岸の巨岩の上、二丈町鹿家の密航監視哨横に交通安全を祈願するお地蔵さまが建てられており、今回が三体目になる。また、翌年には前原町荻浦に四体目の交通安全地蔵尊が建てられた。

国道202号沿いに建てられた交通安全を祈るお地蔵さまの新聞記事
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