糸島ライオンズクラブ(宗隆文会長)は2、3日、糸島市の雷山千如寺と櫻井神社で、新春恒例の盲導犬育成募金を行った。2日間で延べ80人のメンバーと、九州盲導犬協会(同市東)の関係者が参拝者に募金を呼びかけ、これまでで最も多い161万968円が集まった。
同協会によると、盲導犬の育成には1頭あたり数百万円の費用が必要で、そのほとんどが寄付金や募金で成り立っているという。同クラブは、同協会の訓練センターが立地している糸島で、1頭でも多い育成を願って1989年から募金活動をしている。
3日の櫻井神社では、同協会のPR犬と訓練犬も参加。好天に恵まれたこともあって、多くの参拝客が行き交い、募金をした後、2頭との触れ合いを楽しむ親子連れの姿があった。
同協会総務部の松村友陽さんは「新型コロナで多くのイベントが中止となるなどし、募金を行う機会が減っている。こうした中で、活動を続けていただき、感謝しています」と話していた。