糸島市志摩稲留の火山瑠璃光寺(喜多村龍介住職)で8日、初薬師大祭があった。本尊の薬師如来像が開帳され、訪れた約50人の参拝者は、無病息災、家内安全を祈願した。
護摩法要で喜多村住職は、寄せられた護摩木を次々と護摩壇にくべた。読経の中で、新型コロナウイルスの収束、ロシア・ウクライナ戦争の終結などを祈願。参拝者は低頭しつつ、煙を浴びて身を清めた。
法要には、ボーイスカウト糸島第二団のメンバー6人も初めて臨んだ。喜多村住職は「小さいときから神仏を大切にするのは大事なこと。皆が静かにお参りしている姿に感心した。地域の方々とも一緒に護摩祈願をすることができて良かった」と語りかけた。
ボーイスカウト団員の別府樹(いつき)さん(10)、杏香(きょうか)さん(5)兄妹は「(大般若経の経典を)バラバラと広げる様子がすごかった。今年は勉強やボーイスカウトをがんばりたい」と話した。