【糸島市】鬼たちがまちを走る/老松神社の追儺祭

 糸島市前原中央の老松神社で7日、厄払いの神事「追儺祭」があり、今年の当番町・北本町行政区(社家間義旦区長)の人たちが鬼に扮し、新春のまちを巡った=写真。

 新型コロナの影響で、3年ぶりの開催。赤鬼の面を着けた厄年の男性と大人から子どもまで約60人の一行が午後2時ごろ、同神社を出発。「おん(鬼)じゃ、おんじゃ」と繰り返しながらまちを駆け抜け、約2㌔離れた同市の加布羅橋近くでお汐井取りをした。

 途中12カ所に設けられた接待所に立ち寄りながら厄を集め、神社に戻った一行は、福男の行弘辰男さん(82)から「鬼は内、福は外」と豆を投げつけられて鬼すべ堂に追いやられ、青松葉を燃やした煙でいぶされて厄払いした。

 境内では、一年間の〝うそ〟を〝誠〟に変え、不幸や災難も吉事に変えるという鷽(うそ)替え行事もあり、参拝者は豪華賞品が当たる福引に挑戦していた。

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