昭和の糸島 #402

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福吉校区に児童図書館 昭和55年2月

廃バス利用の「児童ハウス・ふくよし号」
廃バス利用の「児童ハウス・ふくよし号」

 二丈町の福吉校区公民館が、昭和55年2月から校区内の各家庭で不要になった児童向けの書籍の寄贈を呼び掛けた。
 これは、県青少年対策室から古くなった大型バスを図書館に改造した「児童ハウス」が贈られることになったのに伴い、中に置くための本が現在の公民館の蔵書だけでは足りないため、地元の婦人会の協力も得て、校区内の各家庭にある本や雑誌などを寄贈してもらうおうというもの。

 児童ハウスは、県が数年前から青少年指導対策として、西鉄から廃車になったバスを譲り受け、内部を図書館として使えるように改装して県内各地に贈っているもので、糸島地区では福吉校区が初めてだが、志摩町の桜井子ども会と二丈町の田中子ども会にも近く贈られるという。

 児童ハウスと一緒に県から50冊程度の書籍などが購入できる図書券も贈られるが、この機会に図書を充実させようと呼び掛けを始めた。

 写真は設置が済んだ廃バス利用の「児童ハウス・ふくよし号」。あと周辺整備が終われば、子どもたち待望のオープンとなる。

福吉校区に児童図書館の新聞記事
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