昭和の糸島 #405

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今山から見た今宿方面 昭和39年5月

今山から見た今宿方面
今山から見た今宿方面

 昭和39年に本紙記者が今山(福岡市西区横浜)を訪れた際、急速に発展する今宿方面を写した写真で、連載の「新旧いとしまところどころ」で紹介した。

 写真中央を走る白く映る道路は、現在の国道202号今宿交差点から今津方面に通じる県道の福岡志摩前原線。ちょうど三輪トラックが写っている場所辺りが横浜交差点で、写真の右側の道路は元岡方面に通じている。

 よく見ると道路沿いに今宿駅から今津までの引き込み線の線路も写っている。また、道路のずっと上方に見える白く大きな建物群が三菱電機福岡工場である。長垂海岸の松林や砂浜の海岸線も美しい。

 当時の記事には「国道から今津大橋まで舗装されて国道並みの美しさ」や「道路沿いは新しい住宅地として日ごとに変化している」などと書いているが、まだ道路沿いの住宅はまばらである。

 記事から60年近くたった現在では、沿線には隙間もないように住宅や店舗が密集し、大きく都市化した。当時、発展する様子を伝えたのだが、こんなに発展するとは想像もしていなかっただろう。

急速に発展する今宿方面を写した写真記事
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