糸島市二丈福井の加茂ゆらりんこ橋付近で3月28日、地元の福吉幼稚園・保育園(松尾洋文園長)の年長児18人が、満開の桜の下で散歩を楽しんだ。「地元にあるものを楽しんで」と佐波行政区長の種岡興治さんの声掛けで4年前からの恒例行事になっている。
満開の桜の下を散歩しながら、園児らは散り敷かれた花びらを集めるのに夢中に。集めては空に向かって投げ、桜吹雪を楽しんだ。「ここで日なたぼっこしたいなー」「お母さん、ゆらりんこ橋のこと知っとるやろか。今度一緒に来よう」とおしゃべりにも花が咲いた。
農水省の制度を活用し、棚田だった場所に桜を植え、菜の花の種をまいて、景観を整備してきた。今年は菜の花が早く咲き、桜の開花と菜の花の競演とはいかなかったが、辺りにはちらほら残る菜の花の香りも広がり、園児らは五感をフル活用し地元の春を満喫した。
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