全国の大舞台で準優勝 糸島二丈絆太鼓

 糸島市の子ども和太鼓集団「糸島二丈絆太鼓」(田中茂雄代表)が、第25回日本太鼓ジュニアコンクール(日本太鼓財団主催)に県代表として出場し、準優勝・総務大臣賞を勝ち取った。3月29日市役所を訪れ、月形祐二市長に結果を報告した=写真。

 同大会は3月19日、金沢市で開催され、44団体が参加。糸島二丈絆太鼓は、11歳から18歳までの選抜メンバー14人が出場した。

 演奏曲は、全国大会のために作られた「我羅紗(がらしゃ)❘ GARASHA ❘」。10年来太鼓を習い、駆け抜けてきた高校3年生のメンバーと、戦国時代の動乱を生きた細川ガラシャが重ねられている。

 全国大会のために、糸島二丈太鼓の持ち味であるバチさばきの速いパフォーマンスより、伝統的な太鼓の打ち方を意識した練習を重ねてきた。全国大会の1週間前には結成20周年記念のコンサートもあり、メンバーたちは休みなしの練習を乗り越えてきた。

 リーダーの有田莉々香さん(18)は「正直、準優勝は悔しかったけど、自分たちの練習の成果が出せたのは良かった」と笑顔を見せた。

 田中代表は「強豪チームが出場する中、互角の戦いができた。日本のトップレベルであると、20年かけて証明していただけた」と話していた。

和太鼓集団「糸島二丈絆太鼓」が市長に結果を報告
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