西都北小が開校 児童急増、西都小分離 新たな歩み始める

 福岡市西区の西都北小学校で7日、開校式が行われた。九州大の伊都キャンパスの移転に伴う人口急増で過大規模化した西都小を開校7年目で早くも分離しての新設。教職員と児童たちは、学校の新たな歴史を築いていく思いを胸に刻み、真新しい校舎での学校生活の一歩を踏み出した。

西都北小で行われた開校式
西都北小で行われた開校式
教室そばにはワークスペースが設けられている
教室そばにはワークスペースが設けられている

 今回の分離によって本年度、西都北小は15学級398人、西都小は28学級816人でスタートし、急激な児童増加による過大規模(31学級以上)の問題は解消した。

 西都北小の開校式は講堂兼体育館であり、宮野直哉校長が児童たちに「新しい学校で、皆さんがいろんなことを学び、さまざまな体験をし、素敵な学校を一緒につくっていきましょう」とあいさつし、開校を宣言した。続いて、九州大名誉教授の源田悦夫さんがデザインした校章と、3人組音楽グループ「ベリーグッドマン」のボーカルのMOCAさんが作詞作曲した校歌の紹介があった。

 開校式に続き、始業式も行われ、宮野校長は「これから学校の雰囲気をつくっていくのはみなさん。元気なあいさつと、お話の聞き方を大切にし、よりよい西都北小にしていきましょう」と児童に語りかけた。児童を代表して2年生、池蓮大郎さんが壇上で「新しい学校でも楽しい思い出をたくさんつくりたい」と元気よく語った。

 小学校分離によって、共に学んできた同級生と離れ離れになった児童たち。式の後、4年生の横山凜さんは「仲の良い子と別れるのは悲しかったけど、これからたくさん友だちをつくって、笑顔いっぱいの学校にしたい」、6年生の今井花音さんは「みんなが楽しく学校生活を送れるよう、いろんな人に話しかけていきたい」と話していた。

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