前原剣道スポーツ少年団(前剣、藤原孝行指導責任者)の創立60周年記念剣道大会が23日、糸島市の前原小体育館で開かれた。糸島地域の16団体の少年少女剣士140人が参加し、竹刀を交えた。
開会式で、金丸真由美記念大会会長は「前原剣道は、60年前の昭和38(1963)年に、亡き清澤満先生が創立され、その後スポーツ少年団として今に至る」と歴史を振り返り、「60年という長い年月続いていることの重さを感じる。皆さんはこの数年のコロナ禍の中、マスクを着用しての練習は大変だったと思います。今日は思い切った技を出して、頑張って」と選手たちを激励。
前剣の古関来州選手は「日ごろから支えてくださる方々への感謝を胸に、稽古の成果を十二分に発揮し、正々堂々戦います」と選手宣誓。打太刀、藤原孝行錬士六段と仕太刀、平川忠久錬士六段が、日本剣道形披露を行った。
式典後、小学生と中学生、女子の部に分かれて団体戦の予選リーグに続き、決勝トーナメントがあり、子どもたちが日ごろ鍛えた技と力をぶつけ合い、会場は選手や応援に駆け付けた保護者らの熱気に包まれていた。
成績は次の通り。
【中学生の部】①今宿少年剣道部 ②前原剣道スポーツ少年団 ③糸島錬心館道場、長糸剣道スポーツ少年団
【女子の部】①今宿少年剣道部 ②周船寺公民館少年剣道教室 ③元岡修心剣友会、前原剣道スポーツ少年団
【小学生の部】①今宿少年剣道部 ②波多江剣道スポーツ少年団 ③雷山剣道スポーツ少年団、大門剣道スポーツ少年団