松本弘紀– tag –
-
【糸島市】《水彩画 光る糸島》八十八の手間
二丈武の水田 どこまでも続く金色の大地。実りました、「八十八の手間」が。糸島全体が喜びと感謝の時を迎えています。 土作りから出荷まで、農家の方々は稲作に長い期間携わります。水の管理、雑草や病虫害との闘い、最近は高齢化や後継者問題に悩み... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》伊都国の森
二丈田中の森林 何気ない場所で出会う光景に、息をのみ立ちすくむことが多々あります。この朝も、近所の裏山を歩いていた時でした。 うっそうとした暗い道を進んでいると、ふいに朝の光が樹々の間から届きました。闇を射るかのように勢いよくさしこみ... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》夏を迎えに
二丈浜窪の箱島 糸島半島を唐津方面に超えたあたりにある箱島という場所、江戸時代には竜宮城と呼ばれたりもした景勝地です。小さいながら神社もあり釣りのメッカでもありますが、近年明らかに観光目的で訪れる人が増えました。 空が青々とかまえ、それ... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》お休みの日
前原商店街の古民家レストラン きれいに舗装され整った商店街を通りながら、ふいに江戸時代の参勤交代の行列の幻を見たような気がしました。 糸島市前原中央の商店街にある唐津街道には町家造りや土蔵の姿がそこかしこに見られ、古い宿場町の面影を残... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》暮らしの輪郭
二丈浜窪の住宅地 なんとなく自転車のスピードを落としてゆっくり眺めたくなる、そういう村落が糸島には多いです。派手でなくても豪華でなくても「きちんと」「きれいに」暮らされている様子が伝わってくるからだと思っています。 暮らしの豊かさや心... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》はじまり
前原西中横のたんぼ 朝です。出勤する人たち、登校する中学生たちが行きかいます。そして田んぼでは代かきが始まります。実はもう先月には田起こしもすんでおり、長い米づくりのサイクルはとっくに始まっています。 いつものような朝も、人々はきっと... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》「花うずみ駅」
筑肥線一貴山駅 往時、幾日も枝先のつぼみを見つめてきて、一斉に桜が開花した日、絵筆をとりました。ここは毎年花で埋もれる筑肥線の無人駅。乗降客はみんなそろって花を見上げます。 この光景も、人が守っています。毎日早朝から駅と近辺を掃除する人、... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》光るくる方へ
二丈波呂 梅の花が咲いています。光に向かってわれもわれもと、純白の花びらを広げます。 ここ糸島では、春の花が咲くのも早い気がします。温暖で土の面積も多いので、年中どこかしらで花を見かけます。菜の花とひまわりとコスモスが一緒に咲いている... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》始発の残響
二丈浜窪の羅漢川 朝陽がようやく姿をあらわしましたが、電車はもうとっくに三本も通過しました。 筑肥線の二丈のこの辺りは、田園の長い一直線の線路で有名です。それこそ一駅向こうまで見渡せるほど。さえぎる物がないので、強風の日には徐行運転にな... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》満開の水仙
二丈浜窪の田園 温暖な糸島であるゆえに、山間部を除く土地に雪が降ることはあまりありません。それだけに、雪がちらつくと何となく胸が躍ります。 珍しく川面に張った氷を見かけた時など、心のどこかでほっとします。地球温暖化で、糸島にいても暑く... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》秋立つ古墳
一貴山銚子塚古墳の丘陵 自転車で走る先々でこんもりした林や丘を見かけるたびに「あ、ここも古墳だったのかな」と思っていると、的中、ということが度々あります。 それほど糸島には古墳の跡が数多くあります。この地が紀元前から、また伊都国として... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》おどれ秋光
二丈のビニールハウス 稲刈りを終え、農繁期が一段落しようとしています。糸島の各地で豊穣(ほうじょう)を祝うお祭りが盛んです。 もっとも、ビニールハウスはいよいよ活躍の第一線に立ちます。昨日までトラクターを操っていた人が、今日はイチゴの手... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》白秋に立つ
神在東の多久川 「白秋」という言葉があります。人生で、一通りの役割を果たし静かな境地に暮らす老年期をさすと言われます。 この付近にも散歩されるご老人が多いです。この秋の光の美しさはなんでしょう。それこそ風景を真っ白に照らしだし、静かどこ... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》風の通り道
自宅の庭 白いキキョウと青々としたススキの葉がさわさわと風に揺れています。この一角だけが涼しげでさわやかです。 これは自宅の庭ですが、糸島を回るたびに思うのは、どの家の庭もとてもていねいに手入れがされていることです。見ていて気持ちよく、... -
【糸島市】《水彩画 光る糸島》朝影あおく
加布里の入江と可也山 海はよく描きます。ただ、私の住む糸島市二丈の浜窪地区だけで感動の機会が十分に多く、スケッチ場所として、糸島半島地域の海岸線までまだたどり着けていません。 ただ、この可也山と入江の組み合わせはいつ見ても美しいです。...
12