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昭和の糸島302
2021.01.15

暴走車締め出し 昭和62年1月
前原署は昭和61年末から新年の4日まで、整備不良の改造車両計25台を押収した。暴走行為の悪質なヤングドライバーを締め出す特別検挙活動に力を入れた結果だった。
昭和61年の管内交通事故件数は、前年比プラス102件、増加率29%(同県平均2・4%)という驚異的な数字となり、年末年始は特別警戒態勢で臨んだ。
押収した車は、いずれも常識では考えられないような改造車で、同署の署員たちもあきれ顔。「車高落とし」「超ワイドタイヤ」などを装備したものや、車体のナンバープレートを外したものもあった。国産高級車ばかりで、ドライバーは18歳無職の少年から20歳の青年たち。
12月31日深夜から1月1日早朝にかけて集団で、大きなエンジン音やクラクションを鳴らしながら「初走り」と称する暴走行為をしていた。
写真は同署に押収された改造車。署では「今後もびしびし取り締まる」と話していた。