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糸島情報
糸島市の志登神社で7日、祈稔祭が開かれ、宮﨑千秋宮司(71)と岡本国夫禰宜(56)により祭典が執り行われ、春の耕作始めの時期にあたり五穀豊穣を祈り、家内安全祈願、今年の厄払いを行った。氏子ら約20人が参拝した。祈稔祭は、同神社で毎年4月7日に2神官により行われている。 同神社は平安時代の延喜年間(901~923年)の延喜式神名帳に載った延喜式内社(官社)で、怡土郡、志摩郡の総社として郡民一帯の崇敬を集めていたと記録に残る。
お知らせ
つつじまつりスタート 浮嶽幸花樹園 浮嶽中腹にあるツツジの名所、浮嶽幸花樹園(糸島市二丈吉井)が8日、開園し、32回目となる「つつじまつり」が始まった。貴重なホンキリシマツツジをはじめ、クルメツツジやヒラドツツジ、ミツバツツジなど約5千本が咲き誇り、訪れた人たちの目を引き付けている。 園主の櫻井茂光さんは「3月末の異常高温が原因だろうが、開花の時期が32年で一番早く、20日ごろまでが見頃ではないか」と早めの来園を呼びかける。 今年も新型コロナ感染拡大防止のため、園内5カ所にアルコール消毒液を設置。園内の建物の使用中止やマスクの着用、間隔を取るなど、来園者に協力を求めている。また「3密」を防ぐため、今年もJR福吉駅から同園までの車での送迎は行わない。 閉園の時期について、今月末までを予定しているが、「新型コロナの感染状況などによっては変更するかもしれない」としており、開園状況などの確認のため、来園前に問い合わせを。同園=092(325)0111。 ぼたんと芍薬(しゃくやく)まつり 佐賀県唐津市肥前町 5月9日まで。9時~17時(入園は16時半)。唐津市肥前町・ぼたんと緑の丘。大人520円、小中学生310円。同緑の丘公園事務所0955(53)2032。 海づり公園誕生祭4月24日 西区小田の海づり公園 福岡市西区小田の海づり公園で4月24日誕生祭が開かれる。昨年秋開催予定だった35周年祭が延期になったもので、カキシーズンに開催する誕生祭は初めてとなる。 アジすくい大会やマダイ釣り体験、ジュニア五目釣り大会などのイベントに加え、かき小屋ではバナナ早食い大会(優勝者にはカキ1㌔進呈)などのイベントもある。地元北崎の野菜、卵などの販売も。問い合わせは海づり公園=092(809)2666
糸島情報
糸島市泊の九大伊都キャンパス南門そばに建設された国際ホテル「グローカルホテル糸島」(85室)のコンベンションホールが12日オープンした。「九州大学糸島市国際村構想」の核となるホテルのコンベンション施設完成で文化、研究の交流拠点として期待される。 ホールは約200平方㍍で、ホテルでの学会、会議、企業説明会に対応できるようスクリーン、プロジェクターを完備し、立食、円卓、スクール形式、シアター形式で180人規模までの利用ができる。新型コロナウイルス感染防止対策として、抗ウイルス、抗菌仕様の「光触媒コーティング」を壁、天井、テーブルに施工。24時間換気空調システム「ロスナイ換気」も取り入れた。 食事との組み合わせも可能で、フレンチレストラン「太陽の皿」、もしくは和食「白か和」で用意できる。 同ホテルの施主「セトル」の一尾泰嗣社長(70)は「九大国際村のスタート地点にようやく立ったところ。前原と志摩の中間地点でにぎわいの拠点の一つとなり、糸島全体が力づくように近隣の開発と合わせ、市、九大、地域のご期待に応えられるよう進んでいきたい」と話す。ホテルの全面開業は8月2日を予定する。 宴会、会議でのコンベンションホール使用の予約、問い合わせは、グローカルホテル糸島開業準備室=092(332)9600。
糸島情報
糸島市井原でマキなどの木に着生させたランの花が咲き始めた。井原では、着生ランをガーデニングで楽しんでいる人が多く、開花期は4月から5月で井原上町には6軒、同中町に1軒とあちこちの庭で木に着生した白やピンクの美しいランを見ることができる。 田中三香子さん(67)は、近所の古藤繁子さん(79)の指導を受け30年前から、庭のマキで着生ランを楽しんでいる。現在は4本のマキに着生したセッコクやデンドロニウムが咲き出した。 着生ランは、開花期を終えた鉢植えのランを鉢から抜いて、ランの根を木に園芸用テープで巻き付け、新聞紙で鉢巻きをして根付くまで水をかけ続けて着生させる。2カ月位で根付くそうで、田中さんは「植え付けたら水をやらなくていいから簡単。木に付けとくのが一番いい」と美しいランの花を眺めながら笑顔を見せる。 井原で着生ランが人気の理由については「井原の人は『やってみようか』とすぐ行動に移す気質があるからでしょうかね」。見頃は今月末。各家庭の木の幹に根付いたランを目の高さで楽しむことができる。