創刊以来、
郷土の皆様とともに歩み続ける
地域に密着したニュースを満載
糸島情報
ジェイエイいとしまが運営するスーパー「Aコープ前原駅南」は、学校給食の食材配送やオードブルなどを個人宅へ配達する業務に使用している保冷車を装飾し、「走る広告」に取り組んでいる。 昨年11月に車体に、総菜、寿しの写真をラッピングして「Aコープ自慢のお惣菜、お寿司配達いたします」と案内し、走り出したラッピングカーの評判は上々で、実際に車を見て注文する人も多いという。 同社店舗課の松隈貴幸課長(50)は「宣伝効果に期待。お気軽にお問い合わせ、ご注文ください」と利用を案内する。配達は糸島市内に限り、5千円以上の注文から受け付け、受付時間は午前9時から午後5時まで。同店=092(322)2861。
糸島情報
糸島市で毎月1回の食事づくりや学習支援、交流をする会「いとしまこども食堂〜ほっこり〜」(笹渕隆広代表、31支援団体・企業)が21日開かれ、約50人が参加した。コロナ禍で食事を提供する代わりに、コメ1㌔とおかずを詰め合わせた「食卓セット」を初企画で用意し、予約制で20人に時間をずらして配布した。 今年度でボランティアを卒業する九大文学部4年の「うるしー」こと漆畑悠希さん(22)が、会場の男性と二人で、会場の参加者のテーマリクエストで即興劇を演じ、ギターを弾きながら「時代」などを歌った。 昭和歌謡を歌って踊る、フレッシュ愛(いと)ガールズのケイコさん(54)とキョウコさん(50)がおそろいの衣装でピンクレディーの「UFO」を披露し、さらにクマのコサンタが加わり、麻丘めぐみの「わたしの彼は左きき」を、左の手のひらと甲をくるくると動かす振り付けで歌い踊ると会場は手拍子と笑顔に包まれた。
福岡舞鶴高・誠和中
福岡舞鶴高の生徒らも協力 福岡市西区徳永の福岡舞鶴高(國友秀三校長)で18日、献血活動が行われ、生徒と教職員ら約60人が協力した。 ボランティア活動、社会貢献の一環として積極的に献血運動に取り組んでいる同高。15日には、教室と県赤十字血液センターをオンラインでつなぎ、献血セミナーを実施している。 例年は2月と9月に、同高グラウンドを提供し、多くの生徒らも献血を行うなど、伊都福岡LC主催の献血活動に協力。しかし、新型コロナの影響で中止となったため、今年3月で卒業する3年生の〝卒業記念献血〟も兼ねて、今回の献血運動が企画された。 生徒たちは午前中、密にならないように時間帯を分けて問診などをした後、献血車の中で約10分かけ献血。午後からは、一般の献血協力者らが同高を訪れた。 2回目の献血という藤井寛太郎さん=3年=は「献血セミナーの中で、コロナ禍により輸血用血液が不足していることを知った。血液を必要としている人の命を救うことにつながればうれしい。今後も積極的に協力したい」と話した。
糸島情報
千葉県在住で舞台美術や屋内、屋外の造形美術を手掛けるアーティスト姫野公博さん(40)が、福岡市西区西浦の海岸で流木を使ったハートのオブジェ(高さ3㍍の)制作に取り組んでいる。 場所はオブジェとしての自動販売機や巨大ブランコが並ぶ大型駐車場のジハングン。車を停めることができるアートスペースとして2018年から福岡市のブルースカイ(貞末真吾社長)が企画運営する、インスタ映えスポットして人気の地。 姫野さんはジハングン開設時に、流木を使ったアーチ(高さ4㍍、横幅5㍍)を制作。今回、貞末社長のオファーを受け、糸島市志摩野北の友人宅に滞在し、西浦の海岸に毎日通いオブジェを作っている。2月初めに制作に取り掛かったオブジェは、3月初めには完成予定だ。 これまで海の中道(福岡市東区)の音楽フェスや東京や千葉の飲食店舗など流木を使った作品を数多く手がけてきた姫野さんは、今回出身地の大分県や唐津、糸島の海岸で2週間かけて約1㌧の流木を集めた。砂浜に角材を埋め込み、骨組みを作り、ビスと針金を使って流木を組み合わせていく。 海岸でのオブジェ制作は自然との闘いだ。姫野さんは「人によってはゴミにしか見えない流木を利用して作品を作ることで、見る人が環境問題に目を向け美意識を持つきっかけになってもらえれば」と願う。 また、若者に向けてのメッセージとして「新しいものでなく、今あるものや自然素材を使ってものづくりをするきっかけに」と作品に対する思いを語る。 ベンチに座って夕日を背景に写真を撮ることができる絶好の写真スポットが間もなく完成する。