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昭和の糸島304
2021.01.29

簡牛、中村両氏の顕彰碑 昭和60年1月
糸島が輩出した二人の国会議員、簡牛凡夫氏、中村寅太氏の顕彰碑が、旧志摩町役場庁舎と商工会館の横に建てられ、除幕式が行われた。
簡牛氏は昭和5年、衆議院議員に36歳の若さで初当選し、同23年には大蔵政務次官、同35年には運輸委員長を務めた。同38年に政界引退、同48年5月に死去した。
中村氏は県農村青年連盟書記長などを経て、昭和22年に衆議院議員初当選し、以後10回連続で当選。この間に運輸大臣や行政管理庁長官などを歴任、53年2月に死去した。
この年に作られた顕彰碑は、敷地面積約437平方㍍に、ミニ庭園風の設計で、中央に高さ約8・5㍍、幅約2㍍、重さ約40㌧の福島県産御影石が用いられた。両サイドには黒御影石で故人の碑銘が刻まれた。
糸島郡内3町(志摩町、二丈町、前原町)の有志では前年4月、顕彰碑建立のための発起人会を結成。郡町長会の三嶋兵蔵会長らが中心となり、募金活動を展開し、前年の秋に着工していた。