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昭和の糸島350
2022.01.21

糸島に中国の農業視察団 昭和54年6月
中国から近代化が進んだ日本の農業、工業、商業などあらゆる分野を視察するため、視察団約600人が、中日友好船明華号で5月に下関港に到着、23都道府県に分かれて約一カ月間、日本国内で視察を続けた。
そのうち、上海市と広西省壮族自治区の関係者33人が6月に糸島郡を訪れ、一行は糸島の農業を中心に、美しい海岸線などを見て回り、日中友好の絆を深めた。
この日はまず、糸島郡農協三階大ホールで歓迎式典があり、井上光前原町長らが歓迎のあいさつにで出迎えたのに対し、中国側からは対外友好協会上海市分会副会長の董家邦氏が謝辞を述べた後、和やかな雰囲気の中で昼食会が開かれた。
その後、中国からの視察団一行は、糸島郡農協や関係者の案内で、野北の水耕栽培施設、芥屋フラワーセンター、くみあい生活センター、ミカン選果場などを視察、皆熱心にノートを広げてメモを取ったり、写真撮影したりして、係員に質問もしていた。また、最後は全員で雷山千如寺に参拝した。