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昭和の糸島355
2022.02.25

糸島の観光客170万人 昭和44年2月
糸島郡観光協会が昭和43(1968)年1月から12月までの間、糸島を訪れた観光客の数や目的などの調査結果を発表した。
調査結果によると、糸島を訪れた観光客数は170万8288人。前年の昭和42年の約154万人と比較すると10%程度増加しているものの、昭和43年が冷夏だったため予想していたより伸び率は低かったという。
訪れた170万人のうち、旅館やキャンプ場などを利用して一泊以上した人の数は約41万人(旅館利用者数約11万5千人)で、残りの約129万人(旅館利用者数約38万人)は日帰り客だった。
糸島は豊かな自然が売りで、特に美しい海岸線は夏場の海水浴客に人気が高い。都市圏に近いというのも魅力の一つだが、マイカーの普及や道路の整備によって往来が便利になったことで宿泊客が減り、日帰り客が増えていると分析している。
また、キャンプや海水浴などアウトドア中心の行楽は天候や異常気象に影響を受けやすく、観光客数が伸びない原因となっていることも挙げている。