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糸高野球部地区大会ベスト8 最後の夏に3年生輝く
2020.08.7

地区大会ベスト8の糸高野球部メンバー
全国高校野球選手権福岡大会の代替試合「がんばれ福岡2020高校野球」で県内4地区の独自大会の福岡地区大会に出場した糸島高校野球部は、40チーム中ベスト8に入る好成績を収めた。3年生部員にとってはコロナ禍での特別な夏の思い出となった。
7月23日からのトーナメントの初戦では香椎工業と対戦し5―1、2回戦では強豪の沖学園と接戦を3―2で制し、筑紫台戦では初回に3点を先制されたものの小刻みに点を返し、4―3と逆転勝ちし、ベスト8に進んだ。31日の福岡大大濠との準々決勝では、先制したものの相手の猛反撃を食い止めることができず、8―15と逆転され、8回コールド負けを喫した。
溝口拓朗監督(27)は、糸高野球部OB。10年前の夏の大会で県大会ベスト8の好成績を収めた時の正捕手で主将。糸高野球部に対する思いは人一倍強い。「代替大会の開催も危ぶまれる中、選手たちは野球ができないどん底の気持ちから、望みを捨てず戦い、地区大会ベスト8という輝かしい結果を残せた。特別な夏に3勝できたことは今後の財産。よくやった」と生徒をたたえた。
楢崎公平主将(18)は「夏の甲子園大会の中止が決定した後、独自大会に向けて頑張ろうと3年生は意思を統一し、コロナ禍で厳しい制約の中、練習を重ねてきた。いろいろな方々の支えがあり、最後の夏にベスト8まで行けたことは自信となった」と笑顔を見せていた。