人の血を吸うネコノミ 糸島で被害が増加中

医師注意呼びかけ

 屋外でネコノミに吸血されたことによるかゆみの症状で、皮膚科で受診する人が糸島市内で増えている。


 松田ひふ科医院(前原中央)の松田哲男院長によると、ネコノミが屋外で吸血するシーズンは3~11月。昨年はこの間、計208人が同医院で治療を受けたのに対し、今年は22日で計247人と、昨年を大きく上回るペースだ。


 ネコノミは、雌が庭や公園など土のあるところに産卵。そこで幼虫が育ってさなぎ、成虫となり、人が通りかかると、地面から足に飛びついて吸血する。吸血は主に膝より下で、紅色の丘疹や水疱ができるという。


 受診者は、畑や花壇で草取りをしていたり、ジョギングをしていたりと、さまざまな状況で吸血の被害に遭っているという。松田院長は「かゆみが出るのは半日から1日後で、外出時にネコノミに吸血されていたことに気づかないケースが多い。症状が出た場合、専門医に診てもらってください」と話している。

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