志摩野北支部
組織改革30周年を迎えたJA糸島女性部では、各地区で部員間やJA職員との親睦を深めようと、さまざまなイベントを行っている。糸島市志摩野北地区の女性部は7月20日、桜野コミュニティセンターで焼き肉のタレ作りをした。
旬の食材を使ったタレ作りを楽しもうと、ニンニクがとれる時期に合わせて行われる、毎年恒例の教室。レシピはJAオリジナルのもので、安心安全な調味料を使い、年々改良を重ねてきたという。「焼きそばや野菜炒めなどにも使えて便利」「防腐剤も入ってないから安心」と好評で、10年以上毎年参加している人も。
この日講師を務めたのは、JA糸島生活指導担当の大山真由子さん。大山さんが準備したニンニクやタマネギ、ショウガなどの材料は、ほぼ糸島産のもの。味に深みを出すみそはJA女性部がこうじから手作りし、糸島産大豆、麦と合わせて熟成させたものをぜいたくに入れる。水が入っていないので、1年は保存可能という。
費用の一部は女性部の活動費から助成し、参加費は1人800円。「商品化してほしいとの声もあるけど、実は材料費が高くて売りにくいんです」と大山さん。
参加者たちは、手際よく刻んだ材料をフードプロセッサーにかけたり、鍋に入れてかき混ぜたりしながら、会話を楽しみつつ作業。できあがった焼き肉のタレを、一人約2・5リットルずつ分け合った。
野北支部の吉富聡子さんは「女性部活動を通して、安心して仲間とつながっている。これからも和気あいあいと楽しく続けていきたい」と話していた。