ママライターの『糸島で見ぃつけた!』 —小さなカルチャーセンター—

いとのもりのおうち

 JR糸島高校前駅南口から南へ徒歩3分。ショーウィンドーに手作りの服が飾られた平屋の一軒家「いとのもりのおうち」がある。ここでは代表の波多江純子さん(59)のミシンを使ったソーイング教室や講師を招き、お菓子教室を開催。毎月第1日曜日は無農薬野菜やパン、雑貨の販売を行っている。

波多江さんと自作のバッグ

 波多江さんは47歳で小学校教諭を退職。福岡市内のソーイング教室や料理教室に通っていたが「小さくてもいいので、近くにカルチャーセンターがあったらな」と思っていたそうだ。所有していた田んぼが区画整理で住宅地になったことや、子どもに手が掛からなくなったこともあり、2017年にいとのもりのおうちを建設。口コミで広がり、現在25名の生徒がそれぞれのペースで通っている。

 ソーイング教室にはカリキュラムがない。「作りたいものを作るからやる気が続く。個別に対応しているので時間も労力もかかるけれど、新しい知識が増えて楽しい」と笑顔で話す波多江さん。自分の体を大切にしながら、いとのもりのおうちを長く続けていくことが今後の目標だ。

ソーイング教室 8時半~16時(月・火・土曜日)
お菓子教室  10時~12時、13時半~15時半(第1、3金曜日)
野菜等販売  毎月第1日曜日=10時~16時。
問い合わせ  090(5381)5266

ママトコラボ取材班 村上和世

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この記事を書いた人

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