コウノトリに釣り糸

糸島市職員らが救助  ー伏龍池ー

 糸島市篠原西の伏龍池で飛べなくなっていたコウノトリ1羽が見つかり14日、糸島市と県の職員が救助した。市の職員らはコウノトリに絡みついたルアーと釣り糸を取り外し、元の池に放した。市文化課によると、コウノトリに目立ったけがはなく、池を飛び立っては、20日には再び池に戻ったところが目撃されている

 コウノトリは、国の特別天然記念物。コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園の発表では、全国の野外での生息数は383羽(8月31日現在)。

 伏龍池で保護されたコウノトリは、個体識別のために装着された足環から今年4月に島根県雲南市で生まれた雄。10日、住民から市役所などに「飛べなくなっている」「4羽で飛来した」「一週間ほど前から池にいる」などの目撃情報が寄せられていた。

 14日午後2時ごろ、市文化課の職員4人と県筑紫保健福祉環境事務所の職員4人が池に入り、コウノトリにゆっくりと近寄って、網を使い捕獲。右足のかかとと膝上、右の翼に絡んだ釣り糸を、はさみを使って切り、解放した。同課によると、糸に枯れ枝などが絡みつき、「歩くにも邪魔で、飛ぶにも翼が広げられない状態だった。助けられて良かった」と胸をなでおろしていた。

コウノトリに絡んだ釣り糸を外す市職員
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