南風少年野球出身の藤田捕手
プロ野球のドラフト会議(10月26日)で、糸島少年野球連盟の南風少年野球出身、藤田悠太郎捕手(18)=福岡大大濠高=が、福岡ソフトバンクホークスから7位指名された。11月12日には、球団と仮契約を締結。南風少年野球からは初、同連盟からはDeNAベイスターズの坂本裕哉投手(玄洋少年野球クラブ出身)以来、4年ぶり10人目のプロ野球選手となる=写真。
藤田捕手は、170センチ74キロと小柄ながら身体能力が高く、同高では1年春から6番・一塁手でレギュラーとなり、同年秋には捕手に転向。強肩と、高校通算43本塁打の長打力が持ち味。2年秋からはキャプテンも務めた。
父和也さん(56)の影響で、小3で南風に入団。小6でセレクションを受け、500人以上の中からソフトバンクのジュニアチームにも選ばれた。前原中時代は、硬式野球チーム・糸島ボーイズに所属。
11月20日には市役所で、月形祐二市長を表敬訪問。「小学生時代にコーチからもらった『謙虚な気持ちを大切に』という言葉が自分の基盤になった」といい、「送球の正確さとフットワークの良さがアピールポイント。けがをしない体づくりをしながら技術を磨き、日本を代表する捕手を目指したい」と抱負を語った。
プロを目指す後輩たちに、「野球を好きという気持ちを大切に、向上心を持って楽しい野球をずっと続ければ、自分のように夢はかなう」と言葉を贈った。