昭和の糸島#451

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スワン文化女学院  昭和31年11月

「スワン文化女学院」を運営している松隈イト氏が、前原小学校の旧校舎(現在のりんでん保育園東側)を譲り受け、改修工事を済ませて11月5日に開校式を行った。

 開校式には、学芸大学教授で同女学院の講師も務めている小野テル氏をはじめ、女学院関係者ら多数が出席し、盛大に開かれた。 

 当時は和・洋裁を学ぶ女性が多く、同女学院の前原町上町の校舎は手狭になったため、設備を全部新校舎に移した。
 新校舎には和・洋裁や編み物の教室のほか、料理の実習教室も完備されており、一切を含め総合学園として出発する。また、夜間部の生徒用として宿泊できる設備も整えるという。

 前原小学校は現在地に校舎を建設して、少しずつ移転をしており、昭和32年4月にはほぼ移転を完了させた。またスワン文化女学院はその後、老松神社西側に新校舎を建設し、移転した。

 その後、当時の前原小学校旧校舎は建て替えられ、現在は学校法人糸島中央学園日本文化語学院本部となっている。

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