【糸島市】ママライタ―の『糸島で見ぃつけた!』 —師吉で薪割り体験—

子どもも大人も汗流す

 青空が広がり、午前中から気温が20度を超える好天となった4月14日、糸島市志摩師吉で薪(まき)割り体験のイベントが行われた。スタッフ含め、参加した13人が30~40センチの長さに切られた重さが数十キロ分の丸太を、斧(おの)や機械を使って割った。

直径20㌢もある丸太が刺さった斧を振り上げる坂口さん

 主催したのは、糸島で古民家再生事業を行う民間企業のHANABUSA。もともとは、自宅に薪ストーブがある人や、ピザ窯で薪を使用する人に向けて薪を作る過程を遊び感覚で体験してもらいたい」と企画されたイベントだが「キャンプのたき火用に薪が欲しい」「子どもと一緒に薪割りをしてみたい」とさまざまな目的の人が訪れ、和やかな雰囲気の中開催された。

 重い斧を何度も振り下ろし薪を割る作業は、大人でも一苦労。周りの人が「よいしょっ」と一定のリズムで掛け声をし、薪が割れた瞬間は「おおー!」と大きな歓声が上がる。薪割りに参加した坂口昊さん(14)は「いい汗をかいた。普段関わることがない人と出会っていろんな話もできてよかった」と笑顔だ。

 イベントでは薪割り以外にも、切り込みを入れた木の幹に着火してたき火をするスウェーデントーチ作りや、パワーショベルの乗車体験も行われた。イベント終了後には両手いっぱいの薪をうれしそうに持ち帰る参加者たちの姿があった。

ママトコラボ取材班 朱雀亜唯美

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