二見ヶ浦の夫婦岩
糸島市志摩の二見ケ浦で6日、夫婦岩の間に掛かるしめ縄を架け替える櫻井神社(外山穰也宮司)の神事「大注連掛(じめかけ)祭」が行われた。
新調されたしめ縄は、全長約30メートル、重さ1トンほど。この日の午前中、櫻井神社の境内で氏子たちが、家内安全や商売繁盛などの祈願書がない込まれた3本の綱をより合わせた。
二見ケ浦の海岸まで運ばれたしめ縄は、外山宮司による神事の後、約60人の氏子たちが担いで沖の夫婦岩に渡ると、女岩に引き上げた。
氏子たちは、岩の間に張ったワイヤに沿って、慎重にしめ縄を男岩に渡し=写真、市内の40代の女性は「氏子さんたちの尽力で糸島を代表する風景が守られているのを改めて感じた」と話した。