「目には見えない大切なもの（縁・時代・人）」を次々と結んでいくというＮＨＫの連続テレビ小説「おむすび」の主人公の結。糸島市志摩松隈で手作りプリンやドレッシングなどを販売している「モンシュシュ」の若林博美さんも、結と同様に人とのつながりを大切にしている。
若林さんは父と一緒に同市潤でレストランを経営していたが、自身の結婚を機に閉店。「常連だったお客さんに、レストランで出していたものを家でも楽しんでもらいたい」と、嫁ぎ先の漬物処「かぶらや」の中に店を出し、販売するようになった。
プリンは糸島産の卵を使い、卵本来の味がしっかり伝わる。付き合いを大事にしている若林さんを応援しようと、常連のお客さんがオリジナルキャラクターを考案してくれた。若林さんもそれに応え、キャラクターを看板に使って活用している。「これからも糸島の新鮮な食材を使った商品を食卓へ届け、いろんな人とつながりを持ち続けたい。そして、お客様の生活にそっと寄り添いおいしさと笑顔を届けたい」と話す。
（地域特派員・村上和世）
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今秋から放送される橋本環奈さん主演の「おむすび」を、地域を挙げて応援するとともに、地域の人たちが糸島の豊かな自然や農林水産物、歴史・文化といった魅力をアピールする。
