前原東中 起業家教育の一環
糸島市の前原東中学校で起業家教育の一環として、2年6組の生徒38人がイチゴの仕入れを行った。
同校では、チャレンジ精神や探求心をもつ人材を育成するため、昨年度から起業家教育をスタート。商品販売やイベント企画などの事業に取り組もうと、4月から2年生の各クラスで話し合いを始めた。
6組では糸島産のイチゴを使った商品開発にむけて5月23日、仕入れのためにイチゴ摘みをした。糸島市井原のイチゴ農家の協力を得て、生徒たちは真っ赤に熟したイチゴを収穫。「じゃんじゃん摘むよー」と声を掛けあったり、イチゴでいっぱいになったコンテナを車に積み入れたり、協力して作業を進めた。
摘みとったイチゴ約70キロは、方針が決まるまで市内の農家と糸島農業高で保管してもらう。ジャムやふりかけ、香水などのコスメに加工する案があり、試作などを経て10月までに事業計画を完成させる予定だ。
これからの活動に向け、藤江采里(ことり)さんは「自分たちで意見を出し合い、自分たちの考えを自分たちで実行したい。完成した商品を販売し、いろんな人に喜んでもらえたら」と意気込みを語った。