【糸島市】六所神社で6の祭典開催

氣龍やハープ演奏の奉納も

 糸島市志摩馬場の六所神社で6日、令和6年6月6日にちなんだ臨時の大祭が行われ、ハープ演奏と龍の絵の奉納や6に関わりのある人の合同の祈願などが行われた。

神社に奉納された氣龍画

 樹齢800年を超える大クスの見守る境内には、から揚げやキュウリの一本漬けなどの飲食の出店もあり、訪れた地域の人は、6の並ぶ特別な一日を楽しんだ。

 全国の神社に龍の絵を奉納する氣龍画アート作家の日幸(かさい)知さんが、アイリッシュハープ奏者のChifumi(ちふみ)さんとコラボレーションし、龍の絵を奉納した。柔らかい中にも力強さのあるハープの音色を聴きながら、真っ黒なキャンバスに真っ白な龍の絵を描いた。日幸さんは「観客の皆さん、神社の場の持つ力、ハープの演奏の波動と全てを受け取り龍として表現した」と話した。

 友人と訪れた柳順子さんは2人のコラボレーションに「即興の演奏と、目の前で龍が描かれていく様子に言葉が出ないほど感動した。糸島の土地の持つ力を感じた」と頬を上気させた。

 午後6時からは、誕生日に6がつく人などが一斉に祈願を行った。ぴったり6月6日生まれは4人おり、6にちなんだ記念品が配られた。福岡市内から娘と訪れた木戸明美さん(50)は、26日生まれ。誕生日に6がつく人たちと一緒に祈願を受けた。「貴重な機会に立ち合えた。神社に地域の人が集い、交流する場となっていて、あたたかな雰囲気にエネルギーをもらった」と喜んだ。

 6にあやかった祭典を企画した六所神社の片岡英則神主は今後も地域に親しまれる神社を目指しイベントを企画している。「クスの大木が心地よい葉陰をつくる、歴史ある神社にぜひ足を運んで、ゆっくり過ごしてほしい」と話した。

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