「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」。そんなメッセージが込められた今秋スタートするNHKの連続テレビ小説「おむすび」。福岡市西区宮浦にある北崎保育園もまた農業体験や玄米和食の給食を通して、子どもたちに食の大切さを伝えている。
6月26日、同園の4、5歳児25名はJA福岡市青年部の協力のもと、交流園の堅粕保育園、玄界島保育園の園児と一緒に、園のそばの水田で田植え体験をした。園児たちは田植え紐の目印を頼りにもち米の苗を丁寧に植え、その後は泥んこ遊びを楽しんだ。10月に稲刈り、12月には餅つきも体験する予定だ。
園の給食は玄米和食が中心。よくかむことで脳にいい刺激を与えられるという。園長の中村和子さん(84)は「食を通して丈夫で健康な体に育ってほしい」と語った。
(地域特派員・村上和世)