五輪競歩の古賀選手(波多江小出身)
パリ五輪の競歩男子20キロに出場する古賀友太選手(25)=大塚製薬=にエールを送ろうと、古賀選手の母校である波多江小の5、6年生241人が17日、応援メッセージを古賀選手の両親に手渡した=写真。
古賀選手は同小から前原東中に進み、駅伝競走部に所属。大牟田高駅伝部1年のときに足をけがし、当時の指導者から「足の接地の仕方や骨盤の動かし方が競歩向き」と勧められた。2年の春からリハビリを兼ねて競歩を始め、3年時にはインターハイ陸上男子5000メートル競歩で優勝。
明治大卒業後、大塚製薬に入社。2023年3月のブダペスト世界陸上男子20キロ競歩に出場。今年2月の日本選手権男子20キロ競歩で自己ベストの1時間17分47秒を記録して3位に入り、パリ五輪の切符を手にした。
古賀選手の日本代表入りを知り、同小の5、6年生は「私たちの先輩に応援メッセージを贈ろう」と、一人一人が「動画を見て、駆け引きがうまいことを知りました。パリで頑張って」や「同じ学校だと知って、とても誇らしい」「記録更新を目指して」などと書き込んだカード(縦5・5センチ、横9センチ)を、大きな紙(縦約1メートル、横約1・2メートル)2枚に張り付けた。
贈呈式では5、6年生の代表4人が「競歩は難しい競技だと思うけど、優勝目指して頑張って。波多江小全員で応援しています」と言葉を贈った。父泰典さんと母真紀さんは「糸島からの熱い応援は、きっと力になると思う」と感謝の言葉を述べ、「現地で皆さんのメッセージを掲げ、沿道から応援したい」と話した。
古賀選手は22日にパリへ出発し、合宿の後、本番に臨む。パリ五輪の競歩男子20キロ決勝は、8月1日に予定。市は市運動公園で同日午後2時半から、パブリックビューイングを行う。