【糸島市】周船寺からパリへ ポスターでエール

水球・荒木健太選手

 パリ五輪の水球日本代表、荒木健太選手(29)=IKAI•Kingfisher74/コスモネット所属=の活躍を願い、地元・福岡市西区周船寺校区の有志がポスターを作成し、熱いエールを送っている。

 1チーム7人制の水球で、荒木選手は相手ゴールの前にポジションをとってシュートを放つ攻撃の要、センターフォワード。周船寺小出身で小4から水球を始めた。身長186センチ、体重96キロの体格を生かし、世界大会に参戦し活躍を続けている。五輪代表入りは東京に続き2大会連続。

 荒木選手と家族ぐるみの付き合いがあり、地元で美容業を営む谷憲二さん(67)が、パリ五輪に向けて応援ポスターを約100枚作成。校区内の公民館や商店街などに貼ってもらうよう、一カ所ずつ手渡ししながら掲示をお願いした。ポスターには応援メッセージを書く欄もあり「がんばれ!水球王子!」「活躍を期待しています!」など激励の言葉が書かれている。

荒木選手を地元から応援する
(写真右から)谷憲二さん、妻の祐美子さん、樋口美奈子さん、谷さんの孫のこのみさん、石橋雪乃さん

 荒木選手の祖母、樋口美奈子さん(79)は「周船寺商店街が『健太ロード』のようになっていて、本当にありがたい。健太には練習の成果をしっかり発揮してほしい」と話した。小学校で同級生だった石橋雪乃さん(28)も「健ちゃんは昔から背が高くて、水球一筋だった。地元同級生たちも応援しています!」とエールを送った。

 谷さんは「五輪前に『最高のパフォーマンスができるよう周船寺から応援しているよ』とラインを送ったら『いつもありがとう。日本チームはいい状態です』と返してくれた。初戦は五輪で2大会金メダルのセルビアを相手に大健闘していたので、この調子で次の試合も期待したい」と力強く語った。

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