「皆さんの応援のおかげ」
パリ五輪の競歩男子20キロで8位入賞した糸島市出身の古賀友太選手(25)=大塚製薬=が16日、市役所を訪れ、月形祐二市長に成績を報告した。
1日、同市の市運動公園多目的体育館であったパブリックビューイングでたくさんの市民が見守る中、古賀選手は16キロ付近で7位に浮上。17キロ付近で上位集団から離されたが、持ち前の粘りを発揮。1時間19分50秒で8位入賞と、初の五輪で結果を残した。
パリのコース沿道では、父泰典さんと母真紀さんが母校・波多江小の5、6年生が書いた応援メッセージを掲げて応援した。
古賀選手は「皆さんの応援のおかげで、最後まで力を振り絞ることができた」と感謝の言葉を述べ、「8位と9位では全然違う。力を出し切って入賞できたのはうれしいけど、メダルとの差は40秒ほどと思うと、悔しさも込み上げてきた。パリ五輪を経験したことで、明確な目標ができた。次のロス五輪では、メダルを目指したい」と、しっかり前を見据えた。