【糸島市】〜栄養教諭〜 給食でお腹と心満たしたい

 食の知識を生かし、人や縁を結んでいくNKHの連続テレビ小説「おむすび」(今秋スタート)。

 糸島市の前原小学校で子どもたちに食の大切さを伝え、「給食の先生」と慕われている同小の栄養教諭、戸上真衣さん。給食時間に教室を回り、使われている野菜や魚の名前を教えたり、給食ができるまでの工程や給食調理員の顔写真を掲示したりして、児童が給食に親しめるよう心を配る。

給食ができるまでの工程を分かりやすく説明する掲示物は子どもたちにも好評

 幼い頃は好き嫌いが多く、食べることがあまり好きではなかった戸上さん。食に興味を持ったのは、小学校の時の担任の先生が給食を楽しい雰囲気にしてくれたのがきっかけだった。いつの間にか給食が楽しみになり、「今日のメニューは?」の問いかけに一番に答えられるよう献立を覚えて登校した。給食の影響で料理にも興味を持ち、今では食の楽しさを伝える立場で子どもたちに寄り添う。

 「元々子どもが大好きなんです。『給食おいしい!』ってニコニコ笑う姿を見ていると、本当にかわいくて。子どもたちのために頑張ろうって力が湧いてきます」。戸上さんは給食を通じ、子どもたちのお腹と心を満たしたいと願っている。

 (地域特派員・廣瀬恵子)

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