前原東中野球部で指導
巨人などで活躍した元プロ野球選手の小笠原道大さんが20日、糸島市の前原東中グラウンドで、同校の野球部員にバッティング技術などを伝授した=写真。
同校野球部は、今年7月の県中学校総合体育大会の軟式野球大会でベスト8と好成績を残した。
同校PTA会長でイトキュー社長の中原理臣さんが、「プロの技に触れる機会を」と、知人のつてをたどって小笠原さんに指導の依頼をしたところ、快諾。
当日、子どもたちはウオーミングアップやキャッチボールの後、バッティングの練習に取り組んだ。小笠原さんは、部員たちに「小さい体でもしっかりバットが振れるように、ガチガチに力を入れるのではなく、リラックスしてバットを握って」などと、身振り手振りを交えながら丁寧に教えていた。
指導に熱心に耳を傾けていた2年生の加布里昌樹さんは「左肩を下げないように、意識して練習したい」、3年生の三好顕心さんは「プロの選手でも基本に忠実に練習しているという教えが印象に残った。僕も基本を大切にしたい」と目を輝かせた。
小笠原さんは「スキルアップするためにも、意欲をもって練習に取り組んでほしいし、野球を好きであり続けてほしい」と子どもたちにエールを送った。