—糸島塾開塾式— 健全育成目指す
糸島青年会議所は8日、糸島市志摩の可也コミュニティセンターで「糸島塾2024」の開塾式を開いた。
次世代を担う子どもたちを健全に育成することを目的とした事業の一環で、今回で10回目。「光り輝く生きる力~Self-Branding~」をテーマに、地域の小学校や市内のフリースクールに通う4~6年生50人が、長崎県の無人島・妻ヶ島で14日から2泊3日のサバイバル生活を行う。
開塾式で中村信就理事長は「皆さんの可能性は無限大。いろんなことにチャレンジして大きく成長してほしい」と呼びかけた。
式の後、塾生は5つの班に分かれ、互いに自己紹介をしたりグループ目標を決めたりした。子どもたちは初めての対面に緊張した面持ちだったが、徐々にうち解けて和気あいあいと話し合いを進めていた。
前原南小5年の米村静蘭(せいら)さんは「班の人は初めて会う人ばかりだったけど、いっぱい話せた。島でもみんなと協力して楽しく過ごしたい」と期待で胸を膨らませた。
青少年育成委員会の松山将大委員長は「電気、水道、ガスのない無人島生活を通して、何気ない日頃の生活に感謝を感じてほしい。この体験で夢や目標、自分の得意分野を見つけて、輝ける大人に成長してもらえれば」と話した。