【糸島市】橋本環奈さんら会見「明るい朝を届ける」

連続テレビ小説「おむすび」

 30日放送開始予定のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演する橋本環奈さんらキャスト4人が9日、東京のNHK放送センターで会見を開いた。ドラマは糸島市などを舞台に撮影が行われ、橋本さんは「ポップで明るい朝を届けられるんじゃないかな。早く見ていただきたい」とアピールした。

会見に出席した(左から)北村有起哉さん、橋本環奈さん、仲里依紗さん、麻生久美子さん(NHK提供)

 橋本さん演じるドラマのヒロイン、米田結(よねだゆい)は平成“ど真ん中”の2004(平成16)年、自然豊かな糸島で両親や祖父母と暮らしながら、青春時代を謳歌する。

 阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸と、ふたつの土地での経験を通じて食と栄養に興味を持ち、あることをきっかけに「人のために役立つ喜び」に目覚め、栄養士を目指す。

 「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」。愛する家族や仲間から、仕事で巡り合った人たち、そして全国に住む私たちの幸せへと、活動の範囲を広げていく-という現代劇のオリジナルストーリー。脚本は、ドラマ「正直不動産」などを手がけた根本ノンジさん。

 地元で“伝説のギャル”として知られる結の姉・歩(あゆみ)役に仲里依紗さん、結のことが心配で仕方がない父・聖人役に北村有起哉さん、結を優しく見守る“元ヤンキー”の母・愛子役には麻生久美子さん、農業をこよなく愛する超ポジティブな祖母・佳代役に宮崎美子さん、大のホークスファンで自由奔放な祖父・永吉役を松平健さんが演じている。

 会見は第1週放送分の完成を契機に行われた。来年で発生から30年を迎える阪神・淡路大震災について聞かれた橋本さんは「(震災について)朝ドラで描くっていうことが決まったときに、本当に軽はずみなことは言えないし、生半可な気持ちでやってはいけないものなので、6歳ながらに傷ついた心を、18歳になった結がどんなふうに思い出すのか、考えながら演じました」と答えた。 

連続テレビ小説「おむすび」出演者語る

 会見に出席した橋本環奈さんと姉役の仲里依紗さん、母役の麻生久美子さん、父役の北村有起哉さんがインタビューに答えた要旨は次の通り。

米田結役の橋本環奈さん

米田結役の橋本環奈さん(NHK大阪放送局提供)

 ギャルってすごい心意気

 (ギャルを演じてみて)周りの友達はできるだけスカートは短くとか、ファッションに興味がある子が多くて。でも私は、あんまり通ってこなかった道だったんです。けど今回、この作品でギャルというものに向き合ってみて、ギャルって見た目ももちろんあると思うんですけど、すごい心意気だなって。好きなことを貫くとか、真っすぐな感じとか、潔さとか、それが格好良さにつながっていたり。ギャルな気持ちでいたらきっと人生楽しいだろうし、そうなれたらいいなって思いました。

米田歩役の仲里依紗さん

米田歩役の仲里依紗さん(NHK大阪放送局提供)

 —世の中にパワーを与える—

 第1週のドラマを見て、度肝を抜かれました。朝ドラなのに「本物のギャルが出てきた!」って、すごく新鮮で。

 最初「伝説のギャル役」をお願いされた時、朝ドラと結びつかず、どうなるんだろうって思いました。でも私は今でもギャルが大好きで、目標にして35歳までやってきた。ギャルでの出演はすごくうれしいし、 ギャルのポジティブなイメージが世の中にパワーを与えることがやっとできるなって思っています。すごく胸を張って、皆さんにドラマをお届けしたいです。

米田愛子役の麻生久美子さん

米田愛子役の麻生久美子さん(NHK大阪放送局提供)

—自分もギャルやりたかった—

 いつかは朝ドラに出演したいと思っていたので、念願が叶って本当に光栄です。

 ドラマを見て、環奈ちゃんはいろいろと抱えているんだなとか、ギャル姿の里依紗ちゃんをもっと見たいなとか、すごくおもしろかったです。

 私が高校生ぐらいの時にギャルがはやっていたので、すごく懐かしくて楽しみでした。ギャルってかっこいい、自分もやりたかったなって思いました。

米田聖人役の北村有起哉さん

米田聖人役の北村有起哉さん(NHK大阪放送局提供)

—エッセンスいっぱい詰まる—

 このドラマは、いろんなエッセンスがいっぱい詰まっています。家族やギャル、震災、復興。展開が本当に読めず、来週はどういう脚本になっているのだろうか、待ち遠しいというか、もう全然違う流れに、驚きの展開もあります。本当に楽しみにしていただけたらと思います。

 ギャルがとっても、このドラマでは大事な存在で、そこのところでは、もう本当にアクセル全開でやっていました。家族でご飯を食べるシーンがとてもたくさんあり、これが日常というか、原風景だったんだと、改めて思いました。みんなで食べると、やはりおいしいんですよね。

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この記事を書いた人

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