月形市長「ますますのご活躍を」
パリ・パラ柔道男子73キロ級(弱視)
パリ・パラリンピック柔道男子73キロ級(弱視)で6日、糸島市出身の瀬戸勇次郎選手(24)=九星飲料工業=が、金メダルを獲得した。
初戦、準決勝と一本勝ちで勢いに乗った瀬戸選手は、決勝でギオルギ・カルダニ選手(ジョージア)と対戦。開始6秒、得意の背負い投げで技ありを奪うと、45秒にも出足払いで技ありを決め、合わせ技一本で勝利した。
東京パラリンピックでは66キロ級で銅メダルを獲得したが、今大会は障害の程度により全盲と弱視の2つのクラスが導入され、7階級から4階級に絞られたことで、73キロ級に階級を上げて戦うことになった。
視覚障害者柔道は組み合った状態から試合が始まることから、これまで以上にパワーが求められることに。筋力トレーニングに力を入れ、食事面にも気を配ってきた結果、体重が7、8キロ増え、筋力がついたことで技が決まるようになり、世界ランキング1位として、「金メダルを狙える位置にいる」と意気込んで大会に臨んだ。月形市長は「世界最高峰のパラリンピックという大舞台でのご活躍は、私たち糸島市民にとっての誇り。今後も日本を、そして糸島を代表する柔道家として、ますますのご活躍を」と祝福のコメントを寄せた。