趣味の縫い物 小物作り / 早寝早起き 血圧注意 / おしゃべり大好き 食欲旺盛
糸島市の月形祐二市長は6日、敬老の日を前に市内に住む100歳の高齢者3人を訪ね、「いつまでも健やかで」と長寿を祝った。
月形市長が訪問したのは、来年1月に100歳を迎える西治代(はるよ)さん(99)と矢野節雄(よしお)さん(100)、濵岡幸(みゆき)さん(100)。
西さんは縫い物が趣味で、小物を作っては友達にプレゼントしているという。
もともと多趣味で、「最近は友達が施設に入所したり、入院したりで会えていないのが寂しい」というが、足腰も丈夫で「動くと気が晴れる」と、体調が良いときは、庭の鉢植えなどの手入れをしているという。
矢野さんは、「健康第一」がモットーで、かかりつけ医に言われたことをきっちり守ってきた。95歳まで家庭菜園で畑仕事に汗を流し「長寿の秘訣(ひけつ)はない。普通に生きてきたと思う」といいながら、「転ぶな、風邪ひくな」と気をつけて、家の中でも杖をつくほか、早寝早起きや血圧にも気を配っているという。
おしゃべり大好きな濵岡さんは、住宅型有料老人ホームくらじの入所者とよく話し、すぐに仲良くなるという。食べるのも好きで、毎食よく食べる。歌も好きで、塗り絵や水墨画もたしなんでいたという。
「100歳の秘訣は」との問いに、「昔よく歩いていたから、今は杖を使うが元気」と答え「食べ物がおいしくて、お友達が多くて楽しい」とにっこり笑顔を浮かべた。