成果披露700人魅了
舞踊と歌まつり・菊の宴(菊の宴実行委員会主催)が9月29日、糸島市の伊都文化会館で開かれた。会場に詰め掛けた約700人の観客を前に、出演者は磨き上げた芸を披露した=写真。
流派に関係なく誰でも参加して日ごろの練習の成果を披露しようと、今年で3回目の開催。糸島市や福岡市西区、唐津市で活動する日本舞踊の9団体や、糸島市内のカラオケ同好会など約50人が出演した。
演者の個性に合わせ、舞台演出も鮮やかに変化。雪が舞い散るもと繊細で優美な舞いをしたり、明るい照明を浴び観客の手拍子に合わせて力強く歌ったりした。
またゲストステージでは、九州産業大学の中国武術部が舞台を披露。緩急のついたダイナミックな技に、観客席から惜しみない拍手が送られた。
市内から鑑賞に訪れた70代の女性は「日ごろから練習しているのがよく分かる、応援しがいのある舞台ばかりだった。衣装も一人一人きれいで見応えがあった」と声を弾ませた。
実行委員長の芳柳寿々光さんは「出演者は観客から拍手をもらって元気になり、お客様は出演者ががんばっている姿を見て元気になっていただいた。目標に向かって芸を磨くことが生きがいにつながれば」と話していた。